うつ病(鬱病)は精神的なストレスが多い現代社会にあって、世界的に増加の一途を辿り大きな社会問題となりつつある。 WHO(世界保健機関)では、2020年には疾病率で第2位になると予測されている。
現在、厚生労働省の調査では日本人の15人に1人がうつ病(鬱病)の経験があると報告されているが、 今後、日本人の約1割(10人に1人)もしくは約2割(5人に1人)の人が、 うつ病(鬱病)になる可能性があるという予測も存在している。
うつ病(鬱病)は、精神的なストレスだけではなく、遺伝や体質によるもの、 身体的な要因によるものなどがあり、またその症状の程度も人によって様々である。
日本でうつ病(鬱病)と考えられる人のうち、約1/4の人しか医療機関を受診していない、 という点も大きな問題で、うつ病(鬱病)を抱える人やその周囲の人にとって、 正しい知識を持ち早期の対策、治療を選択することが大切と考えられる。